ピロリ菌と胃がんの関係
ヘリコンバクター・ピロリは、胃の内部に生息する細菌(以下ピロリ菌)で、消化性潰瘍や慢性胃炎を引き起こすと言われています。
特に十二指腸潰瘍を伴う慢性萎縮性胃炎患者で高率に認められるため、その主たる原因菌だと考えられています。最近の研究では、ピロリ菌と感染と胃がん発生には、なんらかの関わりがあることが示唆され始めています。
参考:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/37/pylori_effect.html
- ピロリ菌の主な感染ルートは?
- ピロリ菌の感染経路は、幼少期に保菌者である親などからの経口感染(食べ物、唾液など)で感染するとされていますが完全には解明されていません。
衛生状態が悪い国では水道も感染経路のひとつとなるようです。 - ピロリ菌の感染率は?
- 免疫力が弱い乳幼児の頃は感染しやすく、そして衛生環境が悪いと感染率が高くなります。戦後間もない衛生環境が良くない時代に生まれた団塊の世代や、それから数年の間に生まれた50歳以上の年齢層では、80%以上の感染率があるとされています。
ピロリ菌の検査法とは
ヘリコバクター・ピロリ菌検査では、ピロリ菌に対して体内で作られる抗体の量を測定します。
結果に関しては、その感染が現在胃の中に存在する細菌によるものか、過去の感染によるものかの区別がつきませんので、その鑑別の必要はありますが、ピロリ菌感染の有無を調べるうえでのスクリーニング検査(ふるい分け検査)として有用です。
- 判定で基準値を超えてしまったら?
- ピロリ菌感染の検査そのものは「がん」の存在を調べるものではありません。ヘリコバクター・ピロリ菌検査の検査結果が基準値が超えていたからといって「がん」と結びつけることはできませんので、医療機関を受診し、現在のピロリ菌感染状態の鑑別等、医師の総合的な判断を仰ぐことが必要です。
- 判定が基準値以下だったら?
- 検査の結果が基準値以下の場合には、今現在はピロリ菌感染の疑いは低いと考えられます。この場合でも、胃炎を繰り返すなどの体調不良や健康に不安を感じる場合には、医師に相談して下さい。また、感染経路が明確ではないので、今後新たに感染する可能性も考えられますので、定期的に検査を受けることをお勧めします。
ペプシノゲンについて
胃がんの発生リスクと関わりがあるものに「ペプシノゲン」があります。
胃がんとペプシノゲン検査についての記事についてはこちらをご覧下さい。
ピロリ菌関連リンク
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