健康診断の結果で見る血液検査項目まとめ

生化学血液検査項目について

健康診断の検査結果で見る、生化学血液検査項目や基準値の範囲などについてまとめてみました。

一般的な生化学検査項目14項目

栄養状態:
総タンパク(TP),アルブミン(Alb)
肝機能:
GOT(AST),GPT(ALT),γ-GTP
脂質:
総コレステロール(TC),中性脂肪(TG),HDL-コレステロール(HDL-C),LDLコレステロール(LDL-C)
腎機能:
尿素窒素(BUN),クレアチニン(Cre)
痛風:
尿酸(UA)
糖:
血糖(Glu),ヘモグロビンA1c(HbA1c)

血液検査項目の見方と基準値まとめ

たんぱく代謝の検査項目 【総蛋白(TP)】

赤血球、白血球、血小板などの血球成分を分離した血しょう中の蛋白成分のことを言います。総蛋白には100種類異常の成分があるといわれ、生命維持に大きな役割を果たしています。
この検査が高くなる場合には、骨髄腫や脱水症状などが考えられます。低くなる場合は、食物から栄養が十分取れていない時、肝臓の病気、糖尿病、腎臓の病気などが考えられます。

基準値範囲:6.5~8.0g/dL (身体の栄養状態を教えてくれます)
【アルブミン(Alb)】

肝細胞で合成される蛋白で、総蛋白の約60%を占めます。アルブミンは血液の浸透圧を保つ役割やホルモンやお薬などを各臓器や組織に運ぶ役割を持っています。その量や変化の仕方によって病気との関連を調べることができます。アルブミンが増加する 病気はあまり知られていませんが、低くなる場合は、栄養不足、消化・吸収の能力の低下、消耗性疾患、肝硬変、ネフローゼなどがあります。アルブミンが少な くなると、栄養が行きわたりにくくなり、疲れやすくなったり、だるくなりやすかったりします。

基準値範囲:4.0~5.1gm/dl (栄養状態や肝臓・腎臓の状態を教えてくれます)
肝機能の検査項目 【AST(GOT)】

アミノ酸代謝に重要な働きをする酵素で、ASTは肝臓・心臓・筋肉の細胞に多く存在するため、主に肝臓や心臓の状態を把握するために測定されます。肝炎や心筋梗塞、赤血球が壊れたとき、激しい運 動後などで高くなることが知られています。ASTが単独で高い場合は、肝機能より、心臓、筋肉、血液系に問題がある可能性があります。

基準値範囲:10~40IU/L (肝臓や筋肉・血液の異常を教えてくれる酵素です)
【ALT(GPT)】

ALTは主に肝臓に存在し、アミノ酸代謝に重要な働きをする酵素で、肝細胞が壊れると血液中に出て高い値になります。ALTの値と比較して肝臓病・血液疾患・筋疾患などの鑑別が可能となります。ALTが高いと肝臓疾患が疑われます。

基準値範囲:5~45IU/L (肝臓の異常を教えてくれる酵素です)
【γ-GT(γ‐GTP)】

γ-GTは主にアルコール性肝機能障害や胆嚢結石などの胆嚢系統の病気や膵臓系統の病気で高くなります。ASTとALTと併せて肝臓機能の状態を把握する ことができます。一般的にγ-GTはアルコール習慣の指標とされ、禁酒すると2週間後に前回値の1/2程度に改善すると言われています。また、一部の薬剤 の服用によっても上昇します。

基準値範囲:5~37IU/L (アルコール性肝機能障害や胆嚢系の異常を教えてくれる酵素です)
脂質の検査項目 【総コレステロール(TC)】

総コレステロールは、血液中のコレステロールの量のことをいい、血液中の重要な脂質です。血液中のコレステロールは、約8割が肝臓を中心に身体の中で作られ、残りの2割が食事にって摂られています。細胞膜の構成要素やホルモンの材料などにな り、人間の身体には欠かせない大切な要素ですが、高すぎると動脈硬化の原因にもなります。ただ、値が低すぎるとホルモンバラスに異常をきたすなど身体に悪 影響を及ぼすこともあります。

基準値範囲:128~220mg/dl (体に大切な成分ですが、高値なら動脈硬化の原因に)
【中性脂肪(TG)】

中性脂肪はエネルギー源として体に備蓄されます。肥満とは体に余分な脂肪のついた状態をいいますが、この体につく脂肪の大部分が「中性脂肪」です。内臓に沈着すると臓器障害の原因になります。また、血液中の中性脂肪が増加した状態が続くと、動脈硬化の危険性が高まります。逆に、減りすぎると脂溶性ビタミンの吸収が低下し、体の潤いや肌の張りなどが損なわれることがあります。

基準値範囲:30~160mg/dl (重要なエネルギーですが、動脈硬化の原因にも)
【HDLコレステロール(HDL-C)】

血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割をしています。血液中のコレステロールが増えるのを防ぎ、動脈硬化を予防すると言いわれており、「善玉コレ ステロール」と呼ばれています。生活習慣よる影響を受けやすい性質があり、高めであれば長寿といわれています。低下している場合は動脈硬化を促進させる可能性があります。高カロリー食・運動不足・肥満・喫煙・遺伝などに影響されます。

基準値範囲:41~110mg/dl (動脈硬化を防ぐ善玉コレステロール)
【LDLコレステロール(LDL-C)】

LDL-コレステロールはコレステロールを細胞に届ける役割があります。食生活などの生活習慣に影響されやすいといわれています。細胞に必要以上にコレス テロールが増えてしまうと、血管を硬化させ動脈硬化を促進させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性が高まります。そのためLDLは「悪玉コレステロー ル」と呼ばれています。

基準値範囲:60~139mg/dl (増えると危険な悪玉コレステロー ル)
腎機能の検査項目 【尿素窒素(BUN)】

尿素窒素(BUN)は,血中の尿素に含まれる窒素分を表します。尿素はたんぱく質の燃え尽きた物質として血液中に含まれており、腎臓を通過するときに、一部は血液中に戻り、残りが尿中に排泄されます。尿素窒素の検査から腎臓の働き知り、たんぱく質の代謝の状態を知ることができます。値が高い場合は腎機能障害や脱水などが考えられます。

基準値範囲:6.0~22.0mg/dl (腎臓の機能障害があると高値に)
【クレアチニン(Cre)】

クレアチニンは、筋肉の中に含まれるクレアチンという物質が分解されてできた老廃物です。クレアチニンは腎臓へ運ばれて、腎臓の糸球体という場所でろ過さ れて、直接尿へ排泄されます。このクレアチニンの排泄量は、筋肉の発育(年齢、体重)と運動量に関係するといわれています。値が高いと腎臓機能の低下・筋 肉の病気・脱水などが考えられます。

基準値範囲:0.4~1.0mg/dl (腎臓の機能障害があると高値に)
尿酸の検査項目 【尿酸(UA)】

尿酸はプリン体という物質の代謝によって生じる燃えカスのようなものです。その多くは尿とともに対外に排泄されますが、うまく排泄されず血液中に多く含まれてしまうことがあります。
血液中の尿酸が高くなった状態を「高尿酸血症」といい、尿酸が血液中に溶けきれなくなると結晶化して関節などに沈着します。
関節に沈着して痛みを伴うようになると「痛風」といわれます。
プリン体を多く含む食事やアルコールの飲みすぎなどに注意が必要です。

基準値範囲:2.3~7.0mg/dl (高いと痛風の原因になります)
糖代謝の検査項目 【血糖(Glu)】

血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことです。
食後に炭水化物が消化されてブドウ糖になり血液中に吸収されます。血糖値は食後にすぐ上昇するため食事の影 響のない食前、あるいは食後3時間以上経過後に検査することが望ましいです。空腹時の血糖値が高い場合は糖尿病の可能性があるため精密検査が必要です。ま た、極端に血糖値が低い場合はインスリンの過分泌状態も疑われます。 糖尿病でなくても、妊娠、ホルモン分泌異常などで高くなることがあります。

基準値範囲:65~109mg/dl (最初は自覚症状がないのが糖尿病)
【ヘモグロビンA1c(HbA1c)】

血糖値は、食事の影響を受けやすいですが、HbA1cは採血直前の食事などの影響を受けず、約1~2ヶ月前の血糖値の状態を知ることができます。そのため、糖尿病の検査には欠かせない検査項目の一つです。

基準値範囲:4.3~5.8% (糖尿病のよりよい指標)

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